荷主開拓の進め方|5つのチャネル別の手順と提案資料
作成日: 2026/09/23 19:00
執筆: DocLead 運営
この記事の結論
荷主開拓は紹介・他拠点展開・求荷求車・Web問い合わせ・飛び込みの5チャネルを手順化すると成果が安定します。
荷主開拓とは
荷主開拓とは、特定の荷主への売上依存を減らすために新しい取引先を獲得する営業活動です。日々の配送業務に追われて営業活動が後回しになりがちな運送会社は少なくありませんが、既存荷主との取引だけに頼っていると、契約終了や取引条件の見直しが起きたときに経営への影響が一気に大きくなります。直荷は荷主から直接運賃を受け取る取引、元請けは荷主から仕事を請け負って下請けに再委託する立場、下請けは元請けから仕事を回してもらう立場を指し、同じ「新規荷主」でもどの位置で取引するかによって条件交渉の余地が変わります。
本記事が扱うのは、荷主への接触から契約獲得までの営業活動そのものです。会社案内・実績紹介などの資料そのものの作り直しは扱いません。手元の資料をどう見直すかは、運送会社のマーケティング施策とWeb集客の進め方で詳しく解説しています。
全日本トラック協会「日本のトラック輸送産業 現状と課題2024」(2024年発行、データ基準: 令和5年〔2023年〕3月末現在、出典は国土交通省資料)によると、トラック運送事業者全体(63,127者)のうち車両10両以下の事業者が54.8%、従業員10人以下の事業者が49.1%を占めます。一般貨物自動車運送事業者の99%以上は中小企業基本法上の中小企業に該当します(出典)。つまり荷主開拓に取り組む運送会社の大半は、限られた営業人員でチャネルを掛け持ちする中小規模の事業者だという前提を踏まえて読み進めてください。
2024年問題以降、荷主の選定基準はどう変わった?
2024年問題以降、荷主は運賃の安さだけでなく契約条件の明確さとコンプライアンス対応を重視するようになりました。時間外労働の上限規制で運送会社の稼働に制約がかかったことで、荷主側も「無理な運賃・無理な納期を強いる相手とは長く取引できない」という前提に立ち始めています。一般的な傾向として、単純な価格競争だけで選ばれる時代ではなくなりつつあります。
この変化を裏付けるのが、国土交通省 物流・自動車局「『標準的運賃』に係る実態調査結果」(令和7年3月17日〜28日調査・令和7年7月11日公表、全日本トラック協会の会員事業者約1,100者・ホワイト物流推進運動で把握した荷主企業約200社が回答、運賃交渉の設問はn=1,030)です。令和6年度に運賃交渉を行ったトラック事業者は約74%にのぼり、令和4年度の68%から上昇しています。運賃交渉を行った事業者のうち、荷主から一定の理解を得られたのは約75%でした(出典)。
この調査から読み取れるのは、運賃交渉をする運送会社が増えている一方で、交渉の場で荷主の理解を得られるかどうかにはまだ差があるという点です。つまり交渉の場で自社の対応実績や条件を裏付ける資料を示せるかどうかが、荷主の納得を左右します。後述するチャネル別の提案資料でも、条件や実績を数値で示すという発想を軸に据えます。
競合の解説記事の多くでは「2024年問題=運送会社が荷不足を背景に有利な立場になった」という論調で止まっているものが目立ちます。しかし実際には、荷主側が運賃だけで運送会社を選びにくくなった分、コンプライアンス対応や契約条件の明確さといった「価格以外の判断材料」が増えたと捉えるべきです。運賃交渉力が上がったことよりも、選定基準そのものが多面的になったことのほうが、営業のやり方に与える影響は大きいといえます。運賃交渉の実施率上昇という一次データは、この変化を具体的な数値で裏付けています。
荷主開拓を始める前に何を準備すべき?
荷主開拓を始める前に、狙う荷主像の条件出し・自社の強みの棚卸し・提案資料の土台作りの3つを準備します。特定荷主への依存度が高いと、契約終了や運賃見直しの影響を一社だけで受けてしまうため、複数チャネルを並行して手順化しておくことが安定経営の前提になります。ただし1人の担当者が全チャネルを同時に手厚く回すのは現実的ではないため、後述する優先順位に沿って着手する順番を決めることが重要です。これらの準備を飛ばして営業を始めると、チャネルごとに提案内容がぶれて成果が安定しません。
- 狙う荷主像の条件出し: 対応可能エリア、扱いたい貨物特性(常温・冷蔵・危険物など)、自社の車格(軽貨物・4t・10t・トレーラーなど)との相性で条件を絞ります。条件を広げすぎると営業リソースが分散します。
- 自社の強みの棚卸し: 対応エリアの広さ、車両数、稼働実績、特殊輸送の対応可否など、他社と比較したときに言語化できる強みを整理します。
- 提案資料の土台作り: どのチャネルを使う場合でも、会社概要・実績・対応可能エリアをまとめた資料が必要になります。この土台があれば、チャネルごとに訴求ポイントだけを差し替えられます(資料自体の作り込み方は姉妹記事運送会社のマーケティング施策とWeb集客の進め方も参考になります)。
これら3つの準備を怠ると、チャネルごとに担当者が思いつきで訴求を変えてしまい、荷主から見て「一貫性のない会社」という印象を与えかねません。逆に、狙う荷主像・自社の強み・提案資料の土台という3点をあらかじめ言語化しておけば、紹介営業でも飛び込み営業でも同じ軸で会話ができ、担当者が変わっても提案の質が落ちにくくなります。特に中小規模の運送会社では、営業を1〜2名の担当者が兼務しているケースが多いため、この土台をチームで共有しておくことが引き継ぎのしやすさにも直結します。
物流・人材・卸など、ほかの BtoB サービス業の集客はBtoBサービス集客 完全ガイドにまとめています。ここでは運送会社に特有の準備項目に絞って説明しました。
荷主開拓はどのチャネルから進める?
ここからは、成果が出やすい順に5つのチャネルを解説します。各チャネルで「手順」と「荷主に渡す提案資料」をセットで押さえることが、荷主開拓を仕組み化する鍵です。
既存荷主からの紹介・横展開はどう進める?
既存荷主からの紹介は、信頼関係がすでにあるため成約率が最も高いチャネルです。手順は次のとおりです。
- 取引継続中の荷主のうち、関係が良好な担当者をリストアップする
- 「対応エリアを広げたいので、同業種の知り合いがいたら紹介してほしい」と具体的な依頼内容を伝える
- 紹介依頼と同時に、実績紹介シート(対応実績・車両数・エリアをまとめた1〜2枚の資料)を渡す
- 紹介先の担当者には、実績紹介シートをダウンロードページで配布し、閲覧後に問い合わせを受け付けられる導線を用意する
紹介依頼のトークだけで終わらせず、資料配布とその後の反響受付を一体化しておくと、紹介された側が都合の良いタイミングで資料を読み、興味を持てば自分から問い合わせてくる流れを作れます。従来のやり方では、紹介のたびに担当者が個別にメールへ資料を添付し、返信を待つしかありませんでした。これでは紹介件数が増えるほど営業担当者の対応が追いつかなくなります。
実際にPDFをアップロードするだけで資料の公開ページを発行できるサービスを使えば、紹介先ごとに個別の資料を作らなくても、共通のダウンロードページ1つを紹介時に案内するだけで済みます。ダッシュボードでは資料ごとのPV数や問い合わせ率(CVR)といった集計値を確認でき、どの資料が反響を得やすいかを紹介営業の改善に活かせます。例えば「紹介経由で配ったページのCVRが他チャネルより高い」と分かれば、紹介依頼の頻度を増やすといった判断がしやすくなります。
紹介を依頼する相手は、闇雲に声をかけるのではなく、直近1年で取引が安定している荷主や、担当者との関係が良好な荷主から優先的にリストアップすると成功率が上がります。逆に運賃や支払条件で揉めた経験がある荷主に紹介を頼むと、紹介先にもネガティブな印象が伝わりかねないため避けるべきです。紹介は成約率が高い分、依頼する相手を選ぶ段階が最も重要だと考えてください。
既存荷主の他拠点・他部門への展開はどう進める?
既存取引先の中に、まだ取引のない拠点や事業部が残っていることは珍しくありません。横展開の手順は次のとおりです。
- 現在の取引窓口に、他拠点・他部門の担当者を紹介してもらえないか相談する
- 相談が難しい場合は、企業サイトの拠点一覧や採用ページから担当窓口の候補を調べる
- 「〇〇拠点様と現在お取引させていただいており、△△拠点様でも同様の対応が可能です」と、既存取引の実績を切り口にして連絡する
- 既存取引先での実績(納期遵守率・対応年数など)を提案資料に明記し、他拠点の担当者が社内稟議を通しやすい形にする
既存取引があること自体が信用材料になるため、ゼロから信頼関係を作る必要がある新規開拓よりも短期間で成約に至りやすいのが特徴です。他拠点への展開時に渡す提案資料は、紹介・横展開共通の実績紹介シートをベースにしつつ、「既存拠点でどのような対応をしてきたか」を具体的な実績値(月間配送件数・納期遵守率など)で補強すると、他拠点の担当者が社内で説明しやすくなります。担当者は自分の判断だけで発注先を決められないことが多いため、資料が「上長への説明材料」として機能するかどうかも成約率に影響します。
例えば、食品輸送で取引のある荷主が製造拠点を複数持っている場合、本社の窓口とは別に工場ごとに物流担当が分かれていることがあります。この場合は本社経由で紹介を依頼するより、現場の物流担当者に既存拠点での対応実績を直接伝えるほうが早く話が進むこともあります。他拠点への展開では、既存拠点と同じ条件をそのまま提示するのではなく、拠点ごとの貨物特性や納期条件を事前にヒアリングし、提案内容を微調整することが成約率を左右します。
求荷求車サービス・マッチングサービスはどう活用する?
求荷求車サービスは、空車情報と荷物情報をマッチングするプラットフォームで、スポット案件の獲得に向いています。継続案件へ転換するまでの手順は次のとおりです。
- 対応エリア・車格に合った求荷求車サービスに登録する
- スポット案件を複数回受注し、納期遵守と丁寧な対応で信頼を積み重ねる
- 継続的に発注してくれそうな荷主が見つかったら、直接取引への切り替えを打診する
- 直接取引に切り替える際は、運賃・支払条件・貨物特性を明記した提案資料を渡し、口頭合意で終わらせない
求荷求車サービスだけに頼ると、案件ごとに運賃が変動しやすく売上が安定しません。スポット案件をきっかけとして、条件を明文化した直接取引に育てる意識を持つことが重要です。
直接取引への切り替えを打診するタイミングは、同じ荷主から複数回の依頼を受けた時点が目安です。1回限りの取引実績では相手も継続発注を前提にした条件交渉に応じにくいため、「3回目以降の依頼が来たら直接取引を提案する」のように自社内でルールを決めておくと、営業担当者ごとの対応のばらつきを防げます。
求荷求車サービスには、対応エリアやトラックの種類(バン・ウイング・冷蔵冷凍など)で強みが異なる複数のサービスがあります。自社の車格や得意な貨物特性に合わないサービスに登録しても、マッチする案件が少なく手間だけがかかります。まずは自社の強みと相性の良いサービスを1〜2社に絞って試すのが現実的です。
スポット案件を受注する段階では、荷主から見た評価(納期遵守・対応の丁寧さ)がプラットフォーム上に蓄積されることが多く、この評価が低いと継続案件につながりにくくなります。初回の依頼こそ多少無理をしてでも確実に対応し、高評価を積み重ねることを優先してください。
Webからの問い合わせを増やすには?
自社サイトやSNSからの問い合わせは、荷主側から能動的にアクセスしてきているため、他のチャネルより温度感の高い見込み荷主を獲得しやすいのが特徴です。サイト設計やSEOなどWeb集客全体の設計は、物流業のマーケティング戦略ガイドに譲り、本記事では問い合わせが来た後の一次対応に絞って説明します。
- 問い合わせフォーム経由の連絡には、当日〜翌営業日以内に返信する
- 荷主の貨物特性・希望エリア・希望時期をヒアリングし、対応可否をその場で伝える
- 対応可能な場合は、会社概要・実績・対応条件をまとめた提案資料をその場で送付する
- 初回返信で解決しない条件面の相談は、次回の打ち合わせ日程を決めて先延ばしにしない
Web経由の問い合わせは競合他社にも同時に送られていることが多いため、初動の速さが成約率を左右します。荷主側は複数社に一斉問い合わせをしてから条件を比較する動きが一般的なので、返信が遅い運送会社は比較検討の土俵にすら乗れないことがあります。サイト設計やSEOに時間をかける前に、まずは問い合わせへの一次対応フローを整えるほうが、短期的な成果につながりやすい場合もあります。
問い合わせ内容によっては、その場で対応可否を判断できないこともあります。例えば扱ったことのない貨物特性や対応エリア外からの依頼が来た場合は、無理に即答せず「社内で確認のうえ、明日中にご連絡します」と期限を区切って伝えるほうが、曖昧な返答をするより信頼を損ないません。
問い合わせの多くは、複数社への一斉問い合わせの中の1社としてこちらに届いています。初回の返信で自社の対応条件を具体的に示せないと、他社との比較検討で早々に候補から外れてしまいます。フォームの入力内容から貨物特性や希望エリアが読み取れる場合は、一次対応時にあらかじめ想定回答を用意しておくと、返信のスピードと精度を両立できます。
提案型の飛び込み・DMはどう進める?
飛び込み営業やDMは成約率が低いものの、ターゲットを絞り込めば新規荷主開拓の母数を増やせるチャネルです。手順は次のとおりです。
- 対応エリア内で、自社配送を行っている企業や物流を内製している企業を候補として絞り込む
- 候補企業の業種・取扱貨物・配送頻度を事前に調べ、自社の対応条件と合うか確認する
- 自社の強みと対応条件(エリア・車格・運賃の目安)を1枚にまとめた提案資料を用意する
- 飛び込みでは受付担当者に提案資料を渡し、DMでは資料と簡潔な案内状をセットで送付する
- 反応がなければ、1〜2週間後にフォローの連絡を入れる
飛び込み・DMで渡す提案資料は、荷主が読んですぐ判断できるよう、対応条件を数値で明記することがポイントです。曖昧な訴求では、他社の資料と比較検討されたときに埋もれてしまいます。「対応エリア:関東一円」「車格:4t〜10t」「最短対応:即日〜」のように、担当者がその場で対応可否を判断できる粒度で書くことを意識してください。抽象的な自己紹介文よりも、条件を並べたシンプルな一覧の方が、忙しい担当者には読まれやすい傾向があります。
飛び込み営業では、受付担当者に資料を渡すだけで終わり、実際の決裁者まで話が届かないことも少なくありません。渡す資料には「物流ご担当者様へ」のように宛先を明記し、受付から先へ引き継がれやすくする工夫が有効です。DMは開封されずに終わるケースが大半のため、案内状の冒頭に「対応エリア」「対応可能な貨物特性」など、相手が自社に関係あるかどうかを一目で判断できる情報を置くことが重要です。反応がなかった候補にも、フォロー時には繁忙期対応の可否など別の切り口を添えると、単なる催促に見えず再検討してもらいやすくなります。
荷主開拓でつまずきやすいポイントは?
荷主開拓でつまずきやすいのは、取引条件を口頭合意のまま進める・提案資料を使い回す・フォローアップを怠るの3つです。
- 取引条件を口頭合意のまま進める: 先述のとおり、運賃交渉をしても荷主の理解を十分に得られない事業者が一定数います。条件を書面で確認しないまま取引を始めると、運賃や支払条件の認識違いが後からトラブルになりやすくなります。
- 提案資料を使い回して荷主ごとに刺さらない: 全チャネル共通の資料をそのまま使い回すと、荷主が抱える課題に響かない訴求になります。土台は共通でも、対応エリアや実績の見せ方はチャネル・相手ごとに調整します。
- フォローアップを怠り機会損失する: 初回接触で反応がなかった候補を放置すると、タイミングが合えば取引に至ったはずの機会を逃します。飛び込み・DMのフォロー手順のように、一定期間後の再アプローチをルール化しておく必要があります。
これら3つのつまずきポイントに共通するのは、「その場限りの対応」が原因になっている点です。条件は書面で残す、資料は相手ごとに調整する、反応がなくても一定期間後に再アプローチする——いずれも一度決めたルールを仕組みとして運用し続けられるかどうかが分かれ目になります。担当者の裁量に任せきりにせず、チーム内で最低限のルールを共有しておくことをおすすめします。
荷主開拓を効率化するヒントは?
荷主開拓を効率化するには、チャネルごとの反響を記録して優先順位付けに使うことが有効です。問い合わせ数や資料閲覧後の反応をチャネル別に記録しておくと、どのチャネルに営業リソースを重点配分すべきかが見えてきます。例えば、紹介経由の資料閲覧後問い合わせ率が高い一方でDMの反応率が低い場合、DMにかけていた時間を紹介依頼の強化に振り向けるといった判断ができます。
反響の記録は特別なシステムを用意しなくても、チャネル・接触日・資料の閲覧有無・問い合わせの有無を並べた表を1枚作るだけで始められます。月に1回でも見直す機会を設ければ、「このチャネルは工数の割に反響が少ない」といった判断がしやすくなり、限られた営業リソースを反響の多いチャネルへ再配分できます。営業担当者が複数いる場合は、この表を共有フォーマットにしておくと、担当者ごとの感覚に頼らず会社全体でチャネルの優先順位を判断できるようになります。
資料の作り直しやWeb集客全体の底上げに取り組みたい場合は、運送会社のマーケティング施策とWeb集客の進め方と物流業のマーケティング戦略ガイドを参考にしてください。本記事で扱った営業活動と組み合わせることで、チャネルごとの反響をさらに底上げできます。
PDF をアップロードするだけで資料DLページができます
DocLeadでできることを見るよくある質問
荷主開拓で最初に着手すべきチャネルは?
既存荷主からの紹介・横展開から着手するのがおすすめです。すでに信頼関係があるため成約率が高く、新しい提案資料や営業体制を整える前段階としても取り組みやすいチャネルです。求荷求車サービスやWeb問い合わせのように仕組みの整備が先に必要なチャネルと違い、紹介依頼はすぐに動き始められる点も着手のハードルを下げます。
求荷求車サービスだけに頼るのはリスクがある?
はい、リスクがあります。求荷求車サービスは案件ごとに運賃が変動しやすく、スポット案件だけに依存すると売上が安定しません。スポット案件を足がかりに、条件を明文化した直接取引へ転換する動きを並行して進める必要があります。求荷求車サービス経由の案件比率が高い運送会社ほど、繁忙期・閑散期で売上の波が大きくなりやすいことも念頭に置いておきましょう。求荷求車サービスを「入口」、直接取引を「出口」と位置づけ、両方を意識して運用することが安定経営につながります。
荷主に渡す提案資料はチャネルごとに変えるべき?
会社概要・実績・対応可能エリアという土台は共通でよいものの、訴求ポイントはチャネルごとに調整すべきです。紹介では実績を重視し、飛び込み・DMでは対応条件を数値で明記するなど、相手の温度感に合わせて資料の見せ方を変えます。土台となる資料を1つ作り込み、そこから相手に応じて必要な要素を抜き出す形にすると、チャネルが増えても作成の手間が膨らみません。
荷主開拓の成果が出るまでの目安期間は?
チャネルによって異なりますが、紹介・横展開は数週間〜1か月程度、求荷求車サービスからの直接取引転換や飛び込み・DMは数か月単位で見ておくのが現実的です。焦って1つのチャネルに絞らず、複数チャネルを並行して手順化しておくことで、成果が出るタイミングのばらつきを吸収できます。特に飛び込み・DMは反応率自体が低いため、短期間で成果が出ないからといってすぐに中止せず、一定期間は仕組みとして回し続けることが重要です。
まとめ
荷主開拓を安定させるポイントは3つです。第一に、チャネルごとに手順と提案資料をセットで用意すること。第二に、2024年問題以降は契約条件の明確さが選定基準になっていることを踏まえ、取引条件を書面で明示すること。第三に、チャネルごとの反響を記録して優先チャネルを継続的に見直すことです。
特定荷主への依存を減らすという目的は、1つのチャネルだけで達成できるものではありません。紹介・横展開のように成約率が高いチャネルと、Web問い合わせ・飛び込み・DMのように母数を増やせるチャネルを組み合わせることで、初めて依存度の分散が実現します。すべてのチャネルを一度に整える必要はありません。まずは着手しやすい1チャネルを選び、手順化するところから始めてください。1つのチャネルで手順と提案資料の型ができれば、他のチャネルへ横展開する際の土台としてそのまま流用できます。
手元の PDF が、30秒後にはリード獲得フォームに。
- PDF をアップロードするだけで、フォーム付きの公開ページが完成
- ダウンロードした人の連絡先が、リードとして自動で貯まる
- 無料プランのまま公開もリード獲得も試せる
クレジットカードの登録は不要です。

