Speaker Deck代替6選|目的別比較
作成日: 2026/07/10 09:00 ・ 更新日: 2026/09/08 00:00
執筆: DocLead 運営
この記事の結論
Speaker Deckの代替は、認知拡大重視ならSlideShareやDocswell、連絡先獲得を重視するならDocLeadが向いています。
Speaker Deckはエンジニアコミュニティを中心に広く使われているスライド共有サービスです。ただし英語UIで使いにくい、営業資料の配布には向かない、閲覧者の反応が追えないといった理由で、代替サービスを探す担当者もいます。この記事ではSpeaker Deckの特徴を整理したうえで、代替候補を目的別に比較します。技術系の情報発信で使っている方も、営業資料の共有先を探している方も参考にしてください。営業資料そのものの作り方から見直したい場合は、営業資料作成 完全ガイドも参考になります。
Speaker Deckとはどんなサービスか
Speaker Deckは、PDFやPowerPoint・Keynoteのスライドをアップロードして共有できるサービスです。GitHub傘下で運営されており、国内の有名スタートアップの多くが技術発表資料の共有に使っているといわれます。
スライドをアップロードすると自動でページ送り可能なビューアーに変換され、URLひとつで共有できます。埋め込みコードも提供されるため、自社ブログやドキュメントサイトにスライドを埋め込む用途にも向いています。
UIは英語で、日本語での操作に不慣れだと迷う場面があります。また執筆時点では、リード獲得フォームや閲覧者のメールアドレス収集といった機能は用意されていません。あくまで「スライドを広く見てもらう」ための共有サービスという位置づけです。
エンジニア採用の広報活動や、勉強会・カンファレンスでの登壇資料の公開など、社外の技術コミュニティに向けた発信と相性が良いのが最大の特徴です。スター数や閲覧数が可視化されるため、資料の反響を大まかに把握することもできます。ただし、この「反響」はあくまで匿名の閲覧数であり、誰が見たかという個人単位の情報にはつながりません。
Speaker Deckからの乗り換え・併用を検討する理由
Speaker Deckは技術情報の発信には強い一方、次のような場面では物足りなさを感じることがあります。
- 日本語UIでないため、非エンジニアのメンバーが資料をアップロードしづらい
- 営業資料やホワイトペーパーを配布しても、誰が見たか・どこまで興味を持ったかが分からない
- ダウンロードした閲覧者への追客手段(メールアドレスなど)を得られない
- 社内向け・取引先限定などの細かい公開範囲設定がしにくい
技術ブログの発表資料をSpeaker Deckで公開しつつ、営業資料は別のツールで管理するという使い分けをしている企業も少なくありません。特に営業チームやマーケティングチームが資料共有を主導する場合は、エンジニア文化に根ざしたSpeaker Deckよりも、フォームや反応の可視化を備えたツールの方が業務にフィットします。まずは代替候補となるサービスの選定基準を整理します。
代替サービスを選ぶときの基準
比較検討の軸は、大きく分けて次の5つです。
- 日本語対応: 管理画面・ヘルプが日本語かどうか。非エンジニアメンバーも使うなら重要度が高い。
- 公開範囲の設定: 全体公開だけでなく、限定公開やパスワード保護ができるか。
- 埋め込み対応: ブログや自社サイトにスライドを埋め込めるか。
- 閲覧者の反応の可視化: 誰が見たか、どこで離脱したか、連絡先を得られるかどうか。
- 料金の考え方: 無料でどこまで使えるか。執筆時点の情報は変わりやすいため、必ず各サービスの公式サイトで最新の料金を確認してください。
特に4番目の「閲覧者の反応の可視化」は、Speaker Deckのようなスライド共有サービスと、営業資料配布に特化したツールとで大きく分かれるポイントです。前者は「広く見てもらうこと」自体がゴールであるのに対し、後者は「見た人が次のアクションに進むこと」がゴールになります。このゴールの違いを意識して比較すると、自社に合うサービスを選びやすくなります。ここを比較表で見ていきます。
Speaker Deckの代替候補6サービス比較表
結論から言うと、認知拡大が目的ならSpeaker Deck・SlideShare・Docswell・note埋め込みが候補になり、閲覧者の連絡先まで得たいならDocLeadが候補になります。まずは各サービスの特徴を比較表で整理します。
| サービス名 | 日本語UI | 公開範囲設定 | 埋め込み対応 | リード獲得機能 | 向いている用途 |
|---|---|---|---|---|---|
| Speaker Deck | なし(英語) | 限定的 | あり | なし | 技術発表資料の公開 |
| SlideShare | あり | あり | あり | なし | 幅広い層への公開・SEO流入 |
| Docswell(ドクセル) | あり | あり | あり | なし | 国内向けビジネス資料の公開 |
| Googleスライド(共有リンク) | あり | あり(リンク単位) | 限定的 | なし | 社内共有・共同編集 |
| note埋め込み | あり | 記事単位 | あり(記事内) | なし | ストーリー仕立てでの発信 |
| DocLead | あり | あり | あり | あり | 営業資料・ホワイトペーパーでのリード獲得 |
以下、各サービスの特徴を詳しく見ていきます。
Speaker Deck
前述の通り、エンジニアコミュニティでの技術発表資料の共有に強いサービスです。UIは英語ですが、シンプルな操作でアップロードから公開までを完結できます。有料プランではプライベート公開や詳細な閲覧解析が使えるとされていますが、詳細は公式サイトで確認してください。営業資料の配布やリード獲得には向いていません。
すでにSpeaker Deckを使っている場合、技術発表資料はそのまま残しつつ、営業部門が扱う資料だけ別サービスに切り出すという判断がしやすいのも利点です。全面移行を前提にせず、部門やドキュメントの性質ごとに使い分けを検討しましょう。
SlideShare
SlideShareは世界最大級のスライド共有プラットフォームのひとつで、日本語UIにも対応しています。膨大なユーザーが集まるためSEO流入を狙った公開に向いていますが、Scribd社が運営する現在は、無料会員だと閲覧数に制限がかかったりダウンロードがサブスク会員限定になったりする言及が複数あります。最新の利用条件は公式サイトで確認するのが確実です。リード獲得の仕組みは持っていません。
長年の運営実績からプラットフォーム自体の検索流入力が強く、特定の業界・テーマに関する資料であれば、SlideShare内の検索やレコメンドから新規の閲覧者が集まることもあります。一方で、集まった閲覧者を自社の見込み客リストに変換する手段は用意されていないため、認知拡大以上の効果を狙う場合は他の施策と組み合わせる必要があります。
Docswell(ドクセル)
Docswellは2021年に開始された国産のスライド共有サービスです。日本語UIでビジネス利用を意識した設計になっており、全体公開と限定公開を使い分けられる点が特徴です。国内企業のビジネスプレゼンテーション公開に向いていますが、こちらもリード獲得フォームは標準では備えていません。
国産サービスならではの使いやすさから、Speaker DeckやSlideShareでは操作に戸惑っていた非エンジニアの担当者でもスムーズに扱える点が支持されています。社内勉強会の資料や、取引先限定で共有したい提案資料など、公開範囲を細かく調整したい場面に向いています。
Googleスライド(共有リンク)
追加のツール導入が不要で、クラウド上での共同編集・リアルタイム反映ができる点が強みです。社内での資料共有や、複数人での資料作成には最適です。ただし公開ページとしての体裁(サムネイル一覧や関連資料への導線)は無く、閲覧者の追跡や連絡先取得の仕組みもありません。社外への正式な資料配布よりは、社内向けの共同作業に向いています。
すでにGoogle Workspaceを導入している企業であれば、追加費用や新しいアカウント発行なしにすぐ使い始められる手軽さも魅力です。ただし共有リンクを知っている人なら誰でも閲覧できてしまうため、社外に渡す際はアクセス権限の設定を都度確認する運用が必要になります。共有リンクの権限設定やPDF書き出しの具体的な手順はGoogleスライド共有方法|権限設定とPDF書き出しにまとめています。
note埋め込み
note記事の本文にスライドを埋め込み、解説やストーリーと一緒に届けられる手法です。読み物としての文脈を作れるため、認知拡大やコンテンツマーケティングの補助には効果的です。ただし、スライド単体を配布する導線としては用途が限定的で、フォーム機能もありません。
イベントレポートや自社の取り組み紹介など、スライドだけでは伝わりにくい背景や意図を文章で補いたい場面に向いています。一方で、資料そのものをピンポイントで配布したい営業シーンでは、記事を書く手間がかかる分、機動力に欠ける面もあります。
DocLead
DocLead(本サービス)は、PDFをアップロードするだけでリード獲得フォーム付きの共有ページを発行できる国産サービスです。無料から実用的に使えるフリーミアム設計で、日本語UIのため公開までの導線がシンプルです。ダウンロード時にフォーム入力を必須にでき、閲覧数・リード数・CVR(閲覧から問い合わせにつながった割合)をダッシュボードで確認できます。スライド共有サービスとしての「広く見てもらう」機能よりも、「営業資料・ホワイトペーパーから見込み客の連絡先を得る」ことに寄せて設計されている点が、ここまで紹介したサービスとの大きな違いです。
PDF をアップロードするだけで資料DLページができます
DocLeadでできることを見る目的別の選び方:「広く見てほしい」か「連絡先を得たい」か
比較表からも分かる通り、Speaker Deckをはじめとするスライド共有サービスとDocLeadでは、そもそもの目的が異なります。ここでは目的別に選び方を整理します。
認知拡大・技術情報発信で選ぶなら
社外に広く技術情報を発信し、認知や採用ブランディングにつなげたい場合は、Speaker DeckやSlideShare、Docswellが候補になります。URLひとつで手軽に公開でき、埋め込みにも対応しているため、ブログや登壇レポートと組み合わせやすいのが利点です。ストーリー性を持たせて発信したいならnote埋め込みも選択肢に入ります。
この用途では「どれだけ多くの人に見てもらえたか」がひとつの成果指標になります。閲覧数やスター数、SNSでのシェア数といった定量指標を追いながら、発信のテーマや頻度を調整していくのが基本的な運用の考え方です。
ビジネス資料の限定公開・共同作業で選ぶなら
取引先限定で資料を共有したい、あるいは社内で複数人が同じ資料を編集する必要がある場合は、Docswellの限定公開機能やGoogleスライドの共同編集が向いています。Googleスライドはリアルタイムでの反映がしやすく、資料作成中のレビューにも使えます。
社内稟議用の資料や、複数部門が確認しながら作り込む提案書のように、完成前の段階で頻繁に修正が入る資料は、共同編集がしやすいGoogleスライドの方が効率的です。完成後に社外配布する段階になったら、目的に応じて別のサービスへ切り替える判断も検討しましょう。
営業資料・ホワイトペーパーで見込み客の連絡先まで得たいなら
展示会後のフォローメールに添付する資料や、比較検討層向けのホワイトペーパーのように、閲覧者の連絡先を得て次のアクションにつなげたい場合は、フォーム機能を持つDocLeadが向いています。たとえば展示会で名刺交換した相手に資料URLを送り、ダウンロード時にフォーム入力してもらうことで、担当者名や興味関心を追加で把握できます。展示会後のフォロー施策については展示会後のフォローメールで使う資料の考え方や、セミナー資料の共有方法も参考にしてください。
Speaker DeckやSlideShareで技術情報を発信しつつ、営業資料やホワイトペーパーの配布だけDocLeadに切り替えるという併用も現実的な選択肢です。用途に応じてツールを使い分けることで、それぞれの強みを活かせます。
この用途で重要なのは、閲覧数のような漠然とした指標ではなく、「誰が」「どの資料に」興味を持ったかという個人単位の情報です。フォーム項目に会社名や部署名を含めておけば、追客する営業担当者がどの企業からの反応かをすぐに把握でき、フォローの優先順位づけにも役立ちます。
PDF をアップロードするだけで資料DLページができます
DocLeadでできることを見る乗り換え・併用を始める手順
いきなりすべての資料を移行する必要はありません。まずは資料の棚卸しから始め、用途別に公開先を分けるのが現実的な進め方です。
- 既存資料を棚卸しする: 技術発表資料・社内共有資料・営業資料/ホワイトペーパーの3種類に分類します。
- 用途別に公開先を決める: 技術発表はSpeaker DeckやSlideShareのまま、社内共有はGoogleスライド、営業資料やホワイトペーパーはDocLeadに寄せるといった形で使い分けます。
- DocLeadでPDFを公開する: 対象のPDFをアップロードし、フォーム項目(会社名・メールアドレスなど)を設定して公開ページを発行します。PDFの作り方や公開の流れはプレゼン資料をPDFで公開する方法でも解説しています。
- 配布先に共有する: 発行したURLを問い合わせ返信やフォローメールに添付します。DocSendからの乗り換えを検討している場合はDocSend代替の比較記事も合わせて確認すると、営業資料共有ツール全体の選び方が把握しやすくなります。
- ダッシュボードで反応を確認する: 閲覧数・リード数・CVRを見ながら、資料の見直しや配布方法の改善につなげます。
移行は一気に行う必要はなく、営業資料やホワイトペーパーなど「リード獲得につなげたい資料」から順にDocLeadへ移すのが負担の少ない進め方です。特に反響が読みにくかった資料や、問い合わせにつながっているか分からないまま配布し続けていた資料を優先的に移すと、効果を実感しやすくなります。
よくある質問
Speaker DeckとDocLeadは併用できますか。
できます。技術発表資料はSpeaker Deckのまま公開し、営業資料やホワイトペーパーだけDocLeadで配布するという使い分けが可能です。それぞれのツールの強みを活かせます。
無料でどこまで使えますか。
各サービスとも無料プランの範囲は執筆時点の情報であり、変更される可能性があります。DocLeadは無料から実用的に使えるフリーミアム設計を採っていますが、最新の条件は各サービスの公式サイトで確認してください。
Speaker Deckの資料をそのままDocLeadに移せますか。
DocLeadはPDFのアップロードで公開ページを発行する仕組みのため、Speaker Deckにアップロード済みのスライドを元データ(PDFやPowerPoint・Keynote)からPDF化して再アップロードすれば移行できます。デザインや文言を作り直す必要はありません。
どの資料から移行するか迷っています。
まずは営業チームが日常的に配布している資料のうち、反響が分かりにくいものから移行するのがおすすめです。展示会後のフォローメールに添付する資料や、問い合わせ前の比較検討段階で送る資料は、リード獲得機能の効果を実感しやすい典型例です。
手元の PDF が、30秒後にはリード獲得フォームに。
- PDF をアップロードするだけで、フォーム付きの公開ページが完成
- ダウンロードした人の連絡先が、リードとして自動で貯まる
- 無料プランのまま公開もリード獲得も試せる
クレジットカードの登録は不要です。
