展示会チラシの作り方|構成とQR活用
作成日: 2026/07/22 10:31 ・ 更新日: 2026/09/08 00:25
執筆: DocLead 運営
この記事の結論
展示会チラシの作り方は、ターゲットを絞った構成とキャッチコピーを固め、QRコードで資料ダウンロードへつなげることが鍵になります。
展示会用のチラシを準備しようとしても、「何を書けばいいのか」「デザインはどこまで凝るべきか」「部数はどう決めるのか」で手が止まる担当者は少なくありません。チラシはブース集客の第一接点であり、内容が曖昧だと足を止めてもらえず、来場者の記憶にも残りません。この記事では、展示会チラシの構成・キャッチコピー・デザイン・部数決定までを手順で解説し、QRコードから資料ダウンロードへつなげてリードを獲得する設計についても紹介します。出展準備全体の流れは展示会出展 完全ガイド|準備から成果測定までにまとめています。
展示会チラシで陥りがちな課題
展示会チラシの失敗は「情報を詰め込みすぎる」か「情報が足りない」の両極に分かれます。結論として、チラシの役割は「その場で読了させること」ではなく「ブースに足を止めてもらうきっかけ」と割り切ることが重要です。
会場では来場者は1社あたり数秒しか目を通しません。製品スペックや会社概要を細かく書き込んでも読まれず、結果として何も伝わらないまま捨てられてしまいます。逆に情報が少なすぎると「何をしている会社か分からない」ため素通りされます。
まず自社が抱えやすい課題を整理しましょう。よくあるのは、①ターゲットが曖昧で誰向けのチラシか分からない、②キャッチコピーが自社目線の説明文になっている、③配布後の導線がなく名刺交換以外に接点を残せない、の3点です。この記事ではこれらを順に解消していきます。
また、チラシは単体の印刷物として考えるのではなく、ブースでの声かけ・名刺交換・資料ダウンロードといった一連の来場者体験の一部として位置づけると設計しやすくなります。チラシだけで全てを完結させようとせず、「チラシで興味を持ってもらい、次の接点につなげる」という役割分担を意識しましょう。
事前準備:目的とターゲットを固める
チラシ作成に入る前に「誰に」「何を持ち帰ってもらうか」を明文化します。ここが曖昧なままデザインに進むと、修正の手戻りが発生しやすくなります。
- 来場者ターゲット:業種・部署・役職レベルを具体的に絞る(例:製造業の生産技術部門など)
- チラシのゴール:名刺交換か、その場での商談誘導か、持ち帰り後の資料ダウンロードか
- 訴求する1つのメリット:製品の強みを1つに絞り、来場者が抱える課題との接点を明確にする
展示会全体の準備タスクは他にも多く、会場設営や当日の動線設計と合わせて計画するとチラシの位置づけがぶれません。展示会準備の全体像は展示会の出展準備で整理しています。またブースへの呼び込み施策とチラシは連動させると効果が出やすいため、展示会ブースの集客施策も合わせて確認しておくと、チラシ単体で完結しない集客設計がしやすくなります。
チラシ作成の手順
手順1:構成を決める
チラシの基本構成は「キャッチコピー→課題提起→解決策(製品・サービス)→ブース番号・実施内容→問い合わせ導線」の順です。この並びは来場者の視線導線(Z型・N型)に沿っており、情報の抜け漏れも防げます。開催日時・会場名・ブース番号は必ず明記し、当日忘れずに確認してもらえるようにします。
手順2:キャッチコピーを作る
キャッチコピーは自社の機能説明ではなく、来場者側の課題や得られる利益を主語にします。「〇〇な方へ」「〇〇の課題、その場で相談できます」のように、来場者が自分ごととして読める表現を選びましょう。専門用語を使う場合は初出時に簡単な補足を添えると、担当者以外にも伝わりやすくなります。
手順3:デザインをまとめる
文字量を絞り、余白を意識してレイアウトします。一般的な傾向として、A4サイズの片面チラシであれば見出し1つ・要点3つ程度に情報を絞ると読みやすくなります。色数は自社ブランドカラーを軸に2〜3色までに抑え、写真や図解で視覚的に理解できる箇所を増やすと、文字を読まなくても内容が伝わりやすくなります。
デザイン要素ごとに押さえるポイントを整理すると次のとおりです。
| 要素 | ポイント |
|---|---|
| 見出し | 来場者の課題を主語にした1行に絞る |
| 本文 | 箇条書き中心で要点3つ程度に収める |
| 配色 | ブランドカラーを軸に2〜3色まで |
| 写真・図解 | 製品の使用シーンなど1点で十分伝わるものを選ぶ |
| 必須情報 | 開催日時・会場名・ブース番号を欠かさない |
手順4:部数を決める
部数は来場想定者数を基準に決めます。会場全体の来場者数ではなく、自社ブースへの来場見込み数から逆算し、当日の予備を含めて多めに準備するのが安心です。印刷の紙質は厚みのあるものを選ぶと、持ち帰り後も型崩れしにくくなります。
部数を決める際は、過去の出展実績があればブース来場者数と配布実績を振り返ると精度が上がります。初出展で参考データがない場合は、会場全体の想定来場者数のうち自社ターゲット層が占める割合を仮に見積もり、そこから配布率(一般的には来場者の一部にしか手渡せない前提)を考慮して算出すると、極端な過不足を避けやすくなります。
手順5:QRコードで資料ダウンロードにつなげる
チラシだけでは伝えられる情報量に限りがあります。そこでチラシにQRコードを掲載し、読み取った先で詳細な資料をダウンロードできるようにすると、その場で名刺交換できなかった来場者とも接点を残せます。
QRコードの読み取り先を、フォーム入力後に資料をダウンロードできるページにしておけば、誰が資料を受け取ったかを記録でき、名刺交換に頼らないリード獲得導線が作れます。チラシは「持ち帰って終わり」ではなく「ダウンロードした人が分かる資料」への入口として設計するのが、名刺交換だけに頼る従来の展示会チラシとの差別化ポイントです。QRコードを使った資料ダウンロード導線の作り方はQRコードで資料ダウンロードにつなげる方法で詳しく解説しています。
DocLead はPDF資料をアップロードするだけでリード獲得フォーム付きの共有ページを発行できるため、チラシのQRコードから遷移させる先として活用できます。フォーム経由でダウンロードした人を記録できるので、展示会後のフォローアップ対象を明確にできます。
作成時につまずきやすいポイント
チラシ作成では、社内確認の遅れと情報過多が2大つまずきポイントです。結論として、早い段階でラフ案を関係者に共有し、掲載情報を「必須」「あれば良い」に仕分けすることで手戻りを減らせます。
- 情報の詰め込みすぎ:製品スペックを全部載せようとして文字だらけになる。訴求は1メリットに絞る。
- 校了の遅れ:開催日時・会場名・ブース番号などの確定情報を待っていると印刷が間に合わなくなる。仮確定でも先にデザインを進め、直前で差し替え可能な余地を残す。
- QRコードの読み取り不良:印刷サイズが小さすぎたり、背景と重なって読み取りにくいケースがある。実際にスマートフォンで読み取りテストを行う。
チラシ作成を効率化するヒント
チラシは展示会の複数施策の一部にすぎません。ゼロから毎回作り込むのではなく、既存の営業資料や登壇資料の要点を転用すると制作時間を短縮できます。
パンフレットなど既存の配布資料をデジタル化して展開している場合は、パンフレットPDFの配布方法も参考にすると、チラシと資料の役割分担(チラシ=接点作り、PDF資料=詳細説明)が整理しやすくなります。
また、展示会全体のリード獲得設計を見直したい場合は、展示会でのリード獲得方法でチラシ・ブース・フォローアップまでの流れを俯瞰できます。チラシ単体の完成度を上げるだけでなく、資料ダウンロードから商談化までの導線を事前に設計しておくことで、展示会後の対応もスムーズになります。
手元の PDF が、30秒後にはリード獲得フォームに。
- PDF をアップロードするだけで、フォーム付きの公開ページが完成
- ダウンロードした人の連絡先が、リードとして自動で貯まる
- 無料プランのまま公開もリード獲得も試せる
クレジットカードの登録は不要です。

